ランシモ

走ること、食べること、生きることすべて

クリクリ物語*参宮橋にあった多国籍料理やさん

クリクリ物語*参宮橋にあった多国籍料理屋さん

何年か前にお店をたたまれて

八ヶ岳の麓に移住されています

なんでクリクリさんを思い出したかというと、、、

先日、早稲田にある村山春樹記念館へ行ったところ

作家の村上春樹さんが

落田洋子(現代アート)さんへの

紹介文で

村上春樹さんが参宮橋に住んでいた頃

クリクリによく通っていて

お店においてあった落田洋子さんの本が

きっかけで知り合うようになったと書いてあった

村上春樹さんや参宮橋や

クリクリを知っている人しか

興味のないお話かもしれません

頃は1977年〜1981年

村上春樹さんはジャズ喫茶を経営されていた

喫茶経営の合間に小説を書かれていた

華々しい小説家デビューの前なのだろう

私がクリクリを知ったのは

ちょうどその頃だった

独立して参宮橋に事務所を構えたからです

尖った面白いお店があるなと思い

お客さんや友人を連れて行ったものでした

この写真は10年ほど前の写真です

この時にオーナーのケンさんが

中央大学の先輩だと知ってお写真を撮らせていただいた

しかも

ただの先輩じゃなく部活の大先輩だったのだ

ケンさんが被っている帽子は

イスラムの世界ではハジが被るもの

ハジはイスラム教徒のあこがれる

メッカ巡礼を行なった印なのだ

なにをかくそう

私もハジの帽子をよく被っていた

私は20代のころはモロッコに旅していたし

30代のころは5年間イランでお仕事をしていた

それで異国の街で売っていた

ハジ帽子を粋がって被っていたものです

ラニーから「お前はメッカ巡礼したんだ」と

感心されていた

私はイスラム教徒ではないし

メッカも知らないエセのコスプレ・ハジでしたが、、、

奥にある食器棚は八ヶ岳に持って行ったそうだ

多国籍料理と言っても

中東風の創作料理だった

私が一番気に入っていたのは

「シリアの混ぜご飯」

ご飯がブルーグリーンでペパーミント味

シリアをイメージした創作メニューだったんだろうが

それがシリア大使館に伝わり

「シリアにはこんなご飯はない」とクレームがつき

例のハジ帽子とあいまって

クレームの嵐になったそうです

ただのネーミングだったんですが

シリア人にしては

許せなかったのかな?

トルコの名を冠した

トルコ風呂のイメージとは

ずいぶん違うと思うのだが

敬虔なイスラム教徒には許しがたいかも

だからイスラムは寛容性がなく冗談も通じない

問題があると思うよ~~~

このメニュー自体が絵本だったりしました

たぶん村上春樹さんは

メニュー本の絵を見て

落田洋子さんを知ったのだろう

2019年2月の写真です

中東風レストランはやめて

カフェ&甘味屋さんになっていた

プリン&アイス&フルーツで

ケンさんらしく

まともじゃないくらい

変形した甘味です

これくらいじゃないと

ケンさんじゃないものね!

最後におじゃましたのが

コロナが始まった2020年8月

コロナになって

カフェにも人が来なくなって

ランチを始めた

この頃は飲食店は大変だった

ランニングの途中に立ち寄りました



2007年に見つけた

「西参道・ビストロ・クリクリ物語」

黒田絵里著

この本の帯文を「中島みゆき」さんに書いてもらった

お客さんは

作家やミュージシャンが多く

浅川マキさんもいらしていたそうです

クリクリには当時の最先端の人たちが集まっていた

村上春樹さんまでいらしていたとは

私は全く知らなかった

時はたち

私もケンさんもまわりの皆さんも歳をとった

ケンさんがクリクリを閉鎖しようとしていた時に

ぐうぜんにランニングでお店の前を通りがかった

閉店の張り紙を見て

あらー無くなっちゃうんだと

思って唖然としていたら

お店の中からケンさんが出ていらした

お話を聞いて電話番号と移住先の住所をお聞きした

それで昨年の夏

八ヶ岳の麓におじゃました

甲府盆地を見下ろす高台に

新クリクリはあった

以前のようなお店じゃありませんが

来ていただいたら

クリクリの心地よいご夫婦がお待ちしています

ハーブなどを育てていて

優雅な山嶺生活でした

2014年8月24日ビストロ・クリクリ物語

明治神宮の西参道の交差点にある、クリクリを知って40年になろうか!

面白いお店だったので、代々木5丁目に事務所を構えていたころは、よく通っていました。
シリア料理を標榜していて、クスクスやカバブムスカなど中東料理を食べられる貴重なお店でした。
一風変わったご主人とキレイな奥さんが切り盛りしていました。
自転車に乗ったご主人を、あの界隈でよく見かけたものです。
代々木公園では、よく大きな犬を連れていらした。

年月がたって、ふと本屋で目にしたこの本「西参道、ビストロ・クリクリ物語」。

著者はビストロ・クリクリの店内を切り盛りしている、奥さんの黒田絵里さん。

この本を知ったのはそれほど昔じゃない。
オナーシェフのケンさんと著者、黒田絵里さんの経歴を知ったのも、本を読んでからです。
面白い方達「夫婦」だなと以前から思っていた。
ビストロ・クリクリは浮世離れしたお店なのは、おそらくこの方達の生き方からなのじゃないかしら。
料理メニューからして、40年前から風変わりです。
今はなくなったが、「シリアの混ぜご飯」が私のお気に入りだった。グリーンでペパーミント味で、ナッツが入っていて独創的なご飯だった。
他の料理も私好みだったので大事なお客さんと訪れました。

美味かったので、しばしば通っていましたが、最近は一緒に食べに行く方も少ないので縁遠くなってしまったが、この界隈では一押しですね。

本を読んで、ビックリしたのが、シェフが同世代の同窓生(大学が)だったこと。

この本はエッセイで、挿絵とも絵里さんの手による。

どうぞ、シリア風の料理と、時間を超越したようなクリクリをお楽しみください。
値段はごく一般的なものだと思います。定食屋じゃありません。
おととい、お隣のラーメン店「道楽」で食べた後、おとなりの噂話をして外に出たら、オーナーシェフのケンさんにあった。以前、大きな犬を連れていたので、どうしたかと聞いたら、犬は元気だよ~~~と。この2軒ともに超老舗です。くりくりは40年以上、道楽は30年以上だそうです。
インスタグラム「kazeno_manima_ni 」をご覧ください。